ゲームはやった方がいい?〜ゲームが与える良い影響〜

マインド

目 次

はじめに

「ゲームは頭に良くない!」

ゲームに夢中だった子どもの頃にそう言われた人も多いはず。

しかしデジタル環境があたり前になった現代ではゲームの見方にも変化が見られます。近年ではゲームが子どもの成長に好影響を与える側面があることが分かりつつあります。

この記事では、ゲームが与える良い影響・悪い影響について紹介します。

ちょこぶら
ちょこぶら

ゲームで頭が良くなる!?

この記事はこんな方におすすめ

☑︎ゲームの良い影響について知りたい方

☑︎ゲームをよくする子どもをお持ちの方

ゲームが子供に与える良い影響・悪い影響

ゲームが子どもに与える良い影響

想像力を高められる

ミシガン州立大学教授が、12歳児を対象に行った研究では、普段テレビゲームをしている子の方がそうでない子より、創造力が高かったと言います。「現代のゲームにある複雑なキャラクターやストーリー設定は、子供の問題解決能力を高め、ゲーム以外の場に応用する力を促進する」とは言います。

コミュニケーション力を磨ける

現代の子どもにとって、テレビやパソコンのゲームは身近な遊びのひとつです。複数の友だちと一緒に遊ぶこともできるので、ゲームを通してコミュニケーションや遊びのルールを身につけていくことにもつながるでしょう。

いまやゲームをしていない子どもの方が珍しいこともあり、ゲームを通じてコミュニケーションを図る場面は多く、社交性やコミュニケーション力が養われることにもつながります。ゲームが周囲と関わるきっかけになり、そこから視野が広がることもあるでしょう。

米国小児科学会が発行している学術誌「Pediatrics」に公開された2014年の研究報告では、1日1時間程度のゲームは子どもの生活への満足感や社交性を高めているという調査結果も報告されています。とはいえ、一方では1日3時間以上ゲームをしている場合に、その逆となる結果も報告されているため、やはり限度を意識する必要はあると言えるでしょう。

視覚空間認知力や瞬発力が鍛えられる

主にアクションゲーム(襲いかかってくるゾンビやエイリアン、モンスターなどと闘うゲームなど)のはなしになりますが、認知能力が発達することがわかりました。
注意力や迅速な情報処理、課題の切り替えの柔軟性、頭の中で物体の回転を思い描く力など、様々な認知能力の向上がスイスのジュネーブ大学などの研究グループのよる以下の実験で実証されました。
まずビデオゲームをめったにしない人を被験者として集め、認知能力の事前テストを行います。
事前テストの後、無作為にアクションゲームとアクションゲーム以外のゲームをプレイする2つのグループに分け、それぞれ数週間にわたって1日1時間、週5日間ゲームをプレイしました。
このトレーニングの数日後に最初と同じ認知能力のテストをすると、アクションゲームで鍛えたグループの方が対照グループよりも認知力の向上が常に大きくなりました。
上記から、アクションゲームがプレイやーの脳の働きを活発にし、認知能力の発達に効果があるといえるでしょう。

遊びながら英語に触れられる

オンラインのネットゲームでは、国外のプレーヤーとプレイすることも可能です。そのためゲームをしながらネイティブスピーカーの英語を聞いたり、簡単な英話を話したりする場面も出てきます。相手とコミュニケーションをとりたい、もっとゲームを楽しみたいという気持ちから、自然に英語を覚えようとすることにもつながるでしょう。

ゲームが子どもに与える悪い影響

ゲーム以外のことをする時間が少なくなる

ゲームは子どものみならず、大人にとっても楽しいもの。
しかし、ゲームに多くの時間を使ってしまうと、他のことがおろそかになる可能性もあります。
子ども時代はゲーム以外の遊びや体を動かす遊びを通して、他者とのコミュニケーションや運動能力の発達を学ぶことも大切です。
楽しいあまり自宅での学習時間が確保できず、学力の低下に繋がったり、長時間画面を見続けることで視力の低下を招く危険性もあります。
また、睡眠時間が削られるほど熱中する…というのも成長期の子どもには望ましくありません。

ゲームへの依存

子どもから大人まで、皆がゲームに対して楽しさを感じます。
ゲームをプレイする上で、何か目的を達成したときや、苦しみながらゴール・クリアしたときには大きな達成感や快感を得られるでしょう。
そして、その達成感や快感ゆえにゲームには中毒性があり、自身の感情をうまくコントロールできない子供であれば、余計依存傾向が強くなってしまうでしょう。
そのため、ゲームを遊ぶ際のルールの工夫が重要になります。

ゲームとの上手な付き合い方

他のやるべきことがおろそかになってないかという視点

大人も子どももゲームはどうしても没頭してしまうもの。睡眠時間を削ったり、勉強時間をおろそかにしたり、家事をしなかったりとその他のことへの良くない影響が出ている時は注意が必要です。

やるべきことがちゃんとできているかという視点は重要で、できていない場合はゲームのやり過ぎであったり、依存状態であるといえ工夫や対策が必要です。

ルールは親ではなく子ども主体で決める

ゲームのルールは、親が一方的に決めるのではなく、子ども主体で決めるのがベストです。押しつけられたルールには反発したり守らなかったりすることもありますが、自分で決めたルールなら達成しやすくなる傾向にあります。

子どもがゲームのルールを自主的に守れるよう、子どもの意見を聞きながら一緒にルールを決めることで、子どもの気持ちを尊重することにもなるはずです。

勉強時間に比例してゲームできる時間を決める

たとえば1時間勉強したら、ゲームも1時間遊べたり、勉強を30分多く頑張ったらご褒美にゲーム時間も15分増やせたりなど、勉強時間に比例してゲームの時間を決めてみましょう。

ゲームしても良い時間帯を決める

勉強を終わらせてからゲームをする、夕食が終わってから1時間だけ遊ぶなど、ゲームをしても良い時間を決めましょう。各家庭の生活リズムなどに合わせたり、子ども自身に決めさせるのもよいです。

まとめ

本記事ではゲームの良い影響、悪い影響に分けてご紹介しました。


ゲームは成長においても様々な良い影響があることが分かりましたね。しかし他のことがなおざりになっている場合は注意が必要ですね。

何事もバランスが大事。やり過ぎもやらなさ過ぎにも気をつけて上手に活用してみてください。

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