目 次
はじめに
脳科学者によると、朝目覚めてからの3時間というのは脳が最も効率よく働く「ゴールデンタイム」なのだといいます。一日働き通した脳は夜に睡眠をとることで一旦リセットされ、起床後には新たな気持ちで活動をすることができるのです。
起きてすぐというのは、大脳の扁桃体という部分が活性化し、運動能力や記憶力が上がりやすくなる時間でもあります。この時間に勉強すれば、学習内容が定着しやすくなります。
朝の時間をスッキリと過ごすためには、起床後すぐに屋外の光を浴びるのが効果的です。網膜から光が入ると脳に覚醒を促すホルモンのセロトニンが放出され、体のリズムが整いやすくなります。
朝学習を習慣づけようと思うなら、家を出る約2時間前に起きて勉強するよう心がけるとよいでしょう。
勉強をするときには、制限時間を設ける「締め切り効果(タイムプレッシャー)」を上手に活用したいものです。
朝の勉強には、家を出るまでという制限時間が設けられることになります。
時間があると思うと人間はダラダラしてしまいがちですが、時間が限られていれば集中して学習を進めることができるのです。
本記事では、なぜ朝の方がいいのか、そのメカニズムとおすすめの活動を紹介します。
この記事を読んでいただければ、より良い朝の習慣と、脳のゴールデンタイムについて理解が深まります。朝の時間を最大限有効活用しよう!
朝活が人気だけど、なんで朝がいいの?
脳のゴールデンタイムって?
朝におすすめな活動
- ToDoリスト作成
- 散 歩(有酸素運動)
- 瞑 想
- 勉 強
- 思考力や論理力が必要なこと
- モチベーションが上がる言葉を発する
また、おすすめできない活動として、テレビ、インターネット、メール、単純作業、電話があげられます。
なぜ朝がいいのか、夜におすすめな活動
私たちは日中の活動を通して、さまざまな情報を得ています。その情報は大脳辺縁系の一部である海馬に集められ、短期記憶として一時的に保管されます。その後に、大脳皮質の側頭連合野に運ばれますが、この段階では記憶は蓄積されているだけです。
それが睡眠をとることで、記憶が整理され長期記憶へと変わります。すると朝の脳は前日の記憶がリセットされるため、新しい記憶を収納したり、創造性を発揮することに適した状態になります。この脳の仕組みが、朝の時間がゴールデンタイムだと言われる理由です。
とはいえ「朝ではなく夜にやれば良いのでは?」と疑問に思う方もいるかも知れません。夜は日中の様々な情報が脳に蓄積され疲労しています。勉強したり新しいアイディアを考えるのは、朝起きて脳がまっさらな状態の方が向いています。
また、朝にこうした活動を取り入れるべき理由としては、「夜はダラダラ過ごしがちになってしまう」ということが挙げられます。というのも、現代は多くの人が忙しく可処分時間(個人が自由に使える時間)が少なくなっており、ようやく自分の自由時間となる夜には疲れて何もやる気が起きません。
つまり、夜には本当にやりたいと思っている資格勉強や運動、読書といった活動をする気力が残っていないのです。
したがって、最もエネルギーに満ちている朝にそのような活動を取り入れることで、人生を好転させるというのが、朝活の大きな目的だと言えます。
夜におすすめな活動としては、
- 身体をリフレッシュする
- 心をリフレッシュする
- 睡眠の質を改善する
であり、キーワードは『副交感神経』を優位にさせることです。
まとめ
- 朝は脳がまっさらな状態なので活動するのに特に向いている
- 朝は創造性や思考力が必要な活動が特に向いている
- 夜の脳は日中得た情報過多により疲労している
- 夜は心と体を癒す活動が特に向いている
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