男脳と女脳〜お互いを認め合うススメ〜

マインド

目 次

はじめに

男と女、日常生活していると、「どうしてわかってくれないの?」と双方に疑問を感じたり、時にはイライラしてしまったりすることってありますよね。どこまで理解しようとしてもお互いの言動の意味がさっぱりわからないということが日常ひんぱんに起きませんか?実はそれは、男性脳と女性脳に大きな違いがあるからなんです。

なぜ男女脳にはこのような傾向の違いがあるのか?
それは長い年月にわたり異なる役割によって、それぞれ異なった進化をしてきたからです。

男性狩猟で獲物を捕まえる
女性採集、子育て、コミュニティの維持

このように男女で役割を分担してきた年月がとてつもなく長い。この役割分担の違いによって異なる進化をしてきました。

250万年間、動物を追いかけ回し、必要最小限の会話しかせず、狩りを行なってきた男と、常に周りとの情報交換をしながら、植物を採集して、子供を育ててきた女とでは根本的に脳の発達の仕方が違うわけです。

今回は、女性と男性の間で異なる考え方についてご紹介します
男女関係に悩む人々にとって、異性との違いを理解し、自分自身とパートナーを理解するためにぜひ参考にしてください。

ちょこぶら
ちょこぶら

なんで分からないの?

その話の結論は?

この記事はこんな方におすすめ
  • 男性、女性の考えてることが分からない
  • 男脳、女脳について知りたい
  • パートナーのことをもっと理解したい

男脳とは

男性脳は論理的思考や空間認知能力が優れており、地位や権力に関して目標を設定し、それを達成することで満足感を得る傾向にあります。

①空間認知能力が高い

スポーツ選手やeスポーツ(ゲーマー)、芸術家、建築家には必要不可欠な能力です。男性脳では空間認知能力が女性よりも高く、おもに空間を立体的に理解したり、理論の組み立てを得意としています。

一方で男性は女性よりも、言語能力に欠けるといったところもあります。話をしていてもどこか上の空だったり、無反応に近い時があるといった経験はありませんか?仕事面でも恋愛面でも、男性は理論的に考えて行動し、効率の良さを重視します。それに対して女性脳は、まわりくどい言い方をすることが多いのです

②シングルタスク

狩猟採集時代において、男性が狩りに成功するためには1つの獲物に集中しなければいけなかったため、男性はシングルタスクになりました。

③結果・解決を求める

男性脳には、プロセスよりも結果や解決を求める傾向にあります。一度目標を立てると、そのゴールまでにどう効率よく進んでいくかを最優先で考え、成し遂げようと努力します。

男性が結果にこだわるのは、いくつかの説がありますが、大昔に男性が狩猟をしていたことが関係していると言われています。「獲物を獲る」「敵を倒す」などの目的のために、努力を惜しまなかった男性脳が今でも引き継がれているのです。

仕事の事、プライベートの悩みなどの相談を持ち掛けると、男女で受け答えが全く異なります。男性は、相談内容に対して「どう思ったか」などは聞かず、それよりも「どうすれば早く解決できるか」など、具体的な対処方法を教えてくれることが多いのです。良くも悪くもこの点は注意が必要なこともあります。

④感情よりも論理を優先する

女性脳の割合が強い人は、性質的に直感力と感性が磨かれていることが多く、センスある人が多いです。女性脳を持つ人はセンスで瞬時に”良し悪し”を判断できる傾向にあります。

一方で男性脳はロジカルに考えるので、女性脳と男性脳を持つメンバーを同じプロジェクトに入れて、バランスを取るのも良いでしょう。直感力が活きる場とロジカルさが求められるシーンは異なるので、双方で補い合うことが重要です。

⑤恋愛は引きずりやすい

男性脳は過去の恋愛をしっかりと整理しておく”フォルダ保存”と、昔から呼ばれていますね。男性脳はフォルダに保存してコレクションするような部分があり、いつでも参照して、思い出にふけってしまうのです。

女脳とは

女性脳は言語能力や共感能力に優れており、コミュニケーションや人間関係の構築を重要視し、複数の作業を同時にこなすことにも長けている傾向にあります。

女性にとってコミュニケーションに目的があるわけではなく、コミュニケーション自体が1つの目的なのです。つまり、女性の愚痴を聞いているときはアドバイスをしないことを意識しただ聞いて共感してあげることが大切です。

女性脳は会話に共感を求め、男性脳は会話に問題解決を求める

男性脳は結論を先に求めるビジネス的な思考、女性脳は恋愛などで女性が共感を求めるように、やはり共感重視のタイプです。会話を否定することなく、受け入れて欲しいんですよね。

女性脳とは共感重視、自分を否定せずに受容して欲しい脳タイプと言えるでしょう。

男性脳タイプは会話をする時、常に解決をすることを求めてしまうので、女性脳タイプとは根本的に合いません。少しでも、相手の話を聞き入れるようにすると、人間関係がスムーズに進みます。

②言語機能がつねに活発

女性脳は男性脳に比べて、会話の処理能力が高いこともあり、その差は約20倍にもなるとも言われています。一つのことをしながら他の用事が出来るのも、そんな能力や性格であるからかもしれません。TVを観ながらの家事も、友人と電話しながら何か別のことをしたりするのもお手のものです。

さらに、「道に迷った時」の対処法でも男女で大きく変わりますよ。男性は、自分の持っている地図を頼りに解決しようとしますが、女性の場合たとえそれが初対面の相手であっても誰かに聞くことで解決しようとします。

自分であれこれ考えるよりも詳しい人に聞いた方が早いと思ってしまうのです。恋愛でも、口喧嘩になった時は女性の方が一枚上手だったりしますよね。

まとめ

狩猟採集時代において、役割に適応するために人間は進化し、男女で脳の違いが生じました。男性は狩猟をするために筋肉が丈夫に発達し、獲物を追う際には必要な空間認知能力が向上し、女性は木の実や果実を採取したり育児のために手先が器用になり、コミュニケーション能力が高くなっていきました。

私たち人類は狩猟採集時代から急激なスピードで社会を発展させていきました。

狩猟採集の時代に生まれた男女での脳の違いをそのまま現代まで受け継いでしまっているため、男女には思考回路の違いが出てしまうのは当たり前のことです

その違いを認め、お互いに理解し、歩み寄って良好な関係を築いていくことこそが大切なんです。

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