楽天プレミアムカードのメリット10選と損益分岐点〜楽天プレミアムカードのススメ〜

お 金

目 次

はじめに

楽天プレミアムカードは、豪華な特典と高い還元率を兼ね備えた人気のカードです。

楽天カード、楽天ゴールドカードからの切り替えを考えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では楽天プレミアムカードのメリット・デメリットに加え、楽天カード・ゴールドカードから切り替えるとお得になる損益分岐点をご紹介します。

ちょこぶら
ちょこぶら

楽天プレミアムカードのメリットやデメリットは?
年間いくら利用すれば、年会費の元を取れるのかな?

この記事はこんな方におすすめ

☑︎楽天プレミアムカードのメリットやデメリットについて知りたい方

☑︎損益分岐点が知りたい方

楽天プレミアムカードとは?

楽天カードと楽天プレミアムカードの比較表です。

カード名楽天プレミアムカード楽天カード
年会費11,000円(税込)永年無料
国際ブランドVisa・Mastercard・JCB・AMEXVisa・Mastercard・JCB・AMEX
対象年齢・20歳以上
・安定した収入がある
18歳以上
ポイント還元通常:100円で1ポイント
楽天市場:最大+4倍以上
通常:100円で1ポイント
楽天市場:最大+2倍
利用可能額最高300万円最高100万円
保険海外旅行傷害保険:最高5,000万円
国内旅行傷害保険:最高5,000万円
動産総合保険:最高300万円
海外旅行傷害保険:最高2,000万円
追加カード家族カード:550円(税込み)
ETCカード:無料
家族カード:無料
ETCカード:550円(税込み)
国内空港ラウンジ利用◯(無制限)×
トラベルデスク利用◯(世界38拠点)×

楽天プレミアムカードは、楽天が発行するカードの中で、インビテーションなしで申し込める最上位のカードです。

プライオリティ・パスや、海外旅行をサポートするトラベルデスクなど豪華な特典が付帯。

楽天プレミアムカードのメリット10選

①楽天市場のポイント還元率が5倍

楽天プレミアムカードを利用して楽天市場で買い物した場合、獲得できるポイントが5倍になります。

通常は購入金額100円(税抜価格)につき1ポイントの付与ですが、以下の通りボーナスポイントがもらえるのです。

楽天市場での買い物1倍(基本)
楽天カード通常分+1倍
楽天カード特典分+1倍
楽天プレミアムカード特典分+2倍
合計ポイント5倍

楽天カードや楽天ゴールドカードにはない、「楽天プレミアムカード特典分」のボーナスを受けられるのは見逃せません。

楽天市場で頻繁に買い物をする方は、楽天プレミアムカードを利用するだけで大きくポイントを稼げます

②国内空港ラウンジを無料で利用可能

楽天プレミアムカードを当日航空券と一緒に掲示することで、対象の国内空港ラウンジを無料で利用できます。

2022年4月現在、利用できる空港ラウンジは以下の通り。

空港名ラウンジ名
新千歳空港スーパーラウンジ
ノースラウンジ
函館空港国内線ビジネスラウンジ
旭川空港ラウンジ大雪
青森空港エアポートラウンジ
秋田空港ラウンジロイヤルスカイ
仙台国際空港ビジネスラウンジ
新潟空港エアリズムラウンジ
富山空港らいちょう
小松空港スカイラウンジ白山
中部国際空港セントレアプレミアムラウンジセントレア
第2プレミアムラウンジセントレア
富士山静岡空港YOUR LOUNGE
成田空港 第1旅客ターミナルIASS EXECUTIVE LOUNGE 1
成田空港 第2旅客ターミナルIASS EXECUTIVE LOUNGE 2
羽田空港 国内線ターミナル 第1旅客ターミナルPOWER LOUNGE NORTH
POWER LOUNGE CENTRAL
POWER LOUNGE NORTH
羽田空港 国内線ターミナル 第2旅客ターミナルPOWER LOUNGE NORTH
エアポートラウンジ(南)
POWER LOUNGE CENTRAL
関西国際空港六甲
関西国際空港 アネックス六甲
関西国際空港 金剛
NODOKA
伊丹空港ラウンジオーサカ
神戸空港ラウンジ神戸
岡山空港ラウンジマスカット
広島空港ビジネスラウンジ「もみじ」
米子鬼太郎空港ラウンジDAISEN
山口宇部空港ラウンジきらら
出雲縁結び空港出雲縁結び空港エアポートラウンジ
高松空港ラウンジ讃岐
松山空港ビジネスラウンジ
徳島阿波おどり空港ヴォルティス
福岡空港くつろぎのラウンジTIME
ラウンジTIMEインターナショナル
北九州空港ラウンジひまわり
大分空港ラウンジくにさき
長崎空港ビジネスラウンジ「アザレア」
阿蘇くまもと空港ラウンジ「ASO」
宮崎ブーゲンビリア空港ブーゲンラウンジひなた
鹿児島空港スカイラウンジ菜の花
那覇空港ラウンジ華
ハワイ/ダニエル・K・イノウエ国際空港 国際線ターミナルIASS HAWAII LOUNGE
韓国/仁川国際空港IASS INCHEON LOUNGE-MATINA-(EAST・WEST)
IASS INCHEON LOUNGE2-Air Cafe-

年2回までと無料利用に回数制限がある楽天ゴールドカードとは異なり、何度でもタダで利用できる点も注目です。

③プライオリティ・パスを無料で発行可能

楽天プレミアムカードの会員は、プライオリティ・パスを無料発行できます。

プライオリティ・パスとは

世界最大のネットワークを誇る空港ラウンジ・アクセス・プログラム。

会員になると、140以上の国や地域で1,300ヵ所以上の空港ラウンジが利用可能になる。

さらに得られる資格はプライオリティ・パスの中でも最高クラスの「プレステージ」相当で、利用回数の制限もありません。

会員プラン名年会費内容
プレステージ429ドル (約56,000円)無制限でラウンジを利用可能
スタンダード・プラス299ドル (約39,000円)年間10回までラウンジを無料で利用可能
スタンダード99ドル (約13,000円)32ドル/回の支払いでラウンジを利用可能

プライオリティ・パスに個人で入会する場合、年会費が5万円程度かかります。

楽天プレミアムカードは「プレステージ」クラスのプライオリティ・パスを発行できるクレカの中でも最安クラスなので、ぜひ申し込みましょう。

④世界38拠点のトラベルデスクを利用可能

楽天プレミアムカードはトラベルデスクと呼ばれる、海外旅行時に役立つサービスを利用できます。

世界の主要都市38拠点に設けられており、下記のようなサービスを受けることが可能。

  • 緊急時の各種案内
    →パスポート・カード紛失盗難・病気やケガなど
  • 現地情報の紹介
    →各都市の観光情報など
  • 各種予約や手配
    →レストラン・オプショナルツアーのご予約など

海外に滞在中も日本語で相談できるのは心強いですよね。

⑤国内外の旅行傷害保険が自動付帯

楽天プレミアムカードは、国内と海外の旅行傷害保険が自動的に付帯されています。

保険金額は国内外ともに最高5,000万円となっており、楽天の発行するクレカの中でも補償額の高さが魅力です。

カード名国内旅行の保険金額海外旅行の保険金額
楽天プレミアムカード最高5,000万円 (自動付帯)最高4,000万円 (自動付帯)
最高1,000万円(利用付帯)
楽天ゴールドカードなし最高2,000万円(利用付帯)
楽天カードなし最高2,000万円(利用付帯)

また、楽天カードと楽天ゴールドカードに付帯している海外旅行傷害保険は利用付帯です。

一方、楽天プレミアムカードは4,000万円が自動付帯となっています。

旅行代金をクレカで決済せずとも保有しているだけで補償の対象になるのは嬉しいですね。

⑥最高300万円の動産総合保険が付帯

楽天プレミアムカードは動産総合保険と呼ばれる、ショッピング保険が付帯している点にも注目です。

動産総合保険とは、

楽天プレミアムカードで購入した商品が偶然な事故(破損、盗難、火災など)によって発生した損害に対して、最高で300万円まで補償。

対象となる商品は購入日から90日以内、1個あたり1万円以上の商品であることが条件。

動産総合保険も楽天プレミアムカード限定の付帯サービスのため、1枚所持していれば幅広いリスクに対応可能です。

食料品や貴金属など補償対象外の商品もあるため、利用する場合は事前に公式サイトで確認しておきましょう。

⑦カードの利用限度額が最高300万円

楽天プレミアムカードは、利用限度額が最高で300万円です。

楽天カード、楽天ゴールドカードと利用限度額を比較してみると、以下の通り。

カード名利用限度額
楽天プレミアムカード最高300万円
楽天ゴールドカード最高200万円
楽天カード最高100万円

自分から申し込める楽天系クレジットカードの中では、最も利用限度額が高く設定されていると分かります。

仕事やプライベートを含めて、大きな額のカード利用が多くなりがちな方は必見です。

⑧誕生月の楽天ポイント還元率がアップ

楽天プレミアムカードは「お誕生月サービス」として、誕生月に以下のサービスでカードを利用するとポイントが+1倍進呈されます。

  • 楽天市場:総合ショッピングモール
  • 楽天ブックス:楽天直営のオンライン書店

そのため誕生月に楽天市場で買い物をした場合は、以下のように最大6倍のポイントがもらえるのです。

楽天市場での買い物1倍(基本)
楽天カード通常分+1倍
楽天カード特典分+1倍
楽天プレミアムカード特典分+2倍
誕生月特典分+1倍
合計ポイント6倍

楽天ゴールドカードでは誕生月特典の獲得ポイントが上限2,000ポイントのところ、楽天プレミアムカードは上限10,000ポイントと大幅にアップするのも魅力的。

誕生月だけのお得なポイントアップサービスを活用し、さらに楽天ポイントを貯めてみましょう。

⑨選べる優待サービスでさらにお得

楽天プレミアムカードは独自の優待サービスを設けており、3コースから気に入ったものを1つ選ぶことが可能です。

楽天ポイントを貯める仕組みを、 自分の好みに合わせてカスタマイズすることができます。

コース内容としては以下の通り。

コース名コース内容おすすめな人
楽天市場コース毎週火・木に楽天市場で買い物をするとポイント1倍加算ポイントを積極的に貯めたい
トラベルコース楽天トラベルでオンライン決算するとポイント1倍加算旅行の機会が多い
エンタメコースRakuten TV・楽天ブックスでのカード利用でポイント1倍加算映画や音楽が好き

「楽天市場コース」なら他のポイントアップ特典と併せて、楽天市場を利用した際のポイントが驚異の6倍にアップします。

どのコースを選べば良いか迷ってしまう方は、気軽に利用しやすい「楽天市場コース」を選ぶのが良いでしょう。

⑩家族カードの発行で家族もお得

家族の1人が楽天プレミアムカードを保有していれば、年会費550円で家族カードを2枚まで発行できます。

家族カードは本会員とほぼ同様の付帯サービスを受けられるのが特徴で、具体的な特典は以下の通り。

付帯サービス名サービスの内容
ポイント還元通常:100円で1ポイント
楽天市場:最大+4倍以上
国内空港ラウンジ利用◯(無制限)
プライオリティ・パスの無料登録
付帯保険
ETCカード
選べるサービス

貯めた楽天ポイントは本会員と家族会員の間で移行できるため、家族内でポイントをまとめることも可能。

家族カードの入会資格は高校生を除く18歳以上と緩いので、学生の方も楽天プレミアムカードと同等のクレカを持てるのは魅力ですね。

楽天プレミアムカードのデメリット3選

楽天プレミアムカードを作成するデメリットとしては、以下の3つが挙げられます。

①年会費の負担が大きい

楽天プレミアムカードは年会費が11,000円かかるので、初めて年会費有料カードに申し込む方にはハードルが高いです。

年会費について楽天カード、楽天プレミアムカードと比較しました。

カード名年会費(税込み)
楽天プレミアムカード11,000円
楽天ゴールドカード2,200円
楽天カード無料

他の2枚よりも年会費の負担は大きいため、単にステータスを重視したい方には「楽天ゴールドカード」で十分かもしれません。

ただし、楽天プレミアムカードは付帯サービスの豪華さが魅力なので、特典の利用頻度で検討するのが良いでしょう。

②実店舗でのポイント還元率は楽天カードと同等

楽天プレミアムカードを実店舗で利用した際の獲得ポイントは、100円につき1ポイントと他の楽天カードと同等です。

そのため普段から楽天市場で買い物をしない方にとっては、ポイント還元率にメリットは感じないかもしれません。

とはいえ楽天市場を利用しない方も、プライオリティ・パスなど旅行目的での使用を考えていれば、作成する価値は大いにあるでしょう。

③旅行の機会が少ない人は恩恵を受けづらい

楽天プレミアムカードは旅行をする機会が少ない方にとっては、なかなか恩恵を受けづらいと言えます。

ここで改めて、楽天プレミアムカード作成で得られる旅行関係の付帯サービスを確認しましょう。

旅行関係の付帯サービス一覧

  • 国内空港ラウンジ利用無制限
  • プライオリティ・パス発行
  • 楽天トラベルのオンライン決済でポイント+1倍 (トラベルコース選択時)
  • 国内外の旅行損害保険が自動付帯
  • 世界38拠点のトラベルデスク

これだけサービスが豊富なので、これらを活かし切れないともったいないですよね。

プライオリティ・パスの発行も無料となっており、やはり飛行機での旅行時にカードを使うのが最大のポイント。

楽天プレミアムカードの付帯サービスを存分に味わうためにも、ぜひ旅先で使ってみましょう。

楽天プレミアムカードの損益分岐点は?【年間37万円】

楽天プレミアムカードを作成すべきかの判断基準として、損益分岐点があります。

このポイントを知ることで、「どれだけ使えばお得になるのか」を知ることができます。

ここでは、3%還元の楽天カードと、 「楽天市場コース」を選び6%還元と想定した楽天プレミアムカードを比較します。

楽天市場での利用金額ごとに貯まるポイント数からそれぞれの年間費を引いて、実質の年間ポイント獲得数を割り出しました。

楽天市場の年間利用額楽天カード(3%)楽天プレミアムカード(6%)
10万円3,000ポイント-0円
3,000ポイント得
6,000ポイント-11,000円
→5,000ポイント損
19万円5,700ポイント -0円
5,700ポイント得
11,400ポイント-11,000円
→400ポイント得
30万円9,000ポイント -0円
9,000ポイント得
18,000ポイント-11,000円
→7,000ポイント得
36万円10,800ポイント -0円
10,800ポイント得
21,600ポイント-11,000円
→10,600ポイント得
37万円11,000ポイント -0円
11,000ポイント得
22,200ポイント-11,000円
11,000ポイント得
50万円15,000ポイント -0円
→15,000ポイント得
30,000ポイント-11,000円
19,000ポイント得

つまり、楽天カードと楽天プレミアムカードのポイント総額が一致する損益分岐点は37万円となります。

なお「楽天市場コース」以外を選択した場合、楽天プレミアムカードの損益分岐点は55万円です。

上記にあげた金額以上の買い物をしない方にとっては、年会費無料の楽天カードを利用した方が得をするということです。

あなたのライフスタイルにあわせて、賢いカード選びをしましょう。

SPUで損益分岐点はさらに低くなる

楽天のSPU(ポイントプログラム)は、利用している楽天のサービスが増えると、楽天市場での還元率が上がります。

SPUの対象サービス一例

  • 楽天モバイルの対象サービスを契約 +1倍
  • 楽天ひかりの対象サービスを契約 +1倍
  • 楽天銀行から楽天カード利用分を引き落とし +1倍
  • 楽天市場アプリで買い物 +0.5倍
  • 楽天証券で月1回500円のポイント投資

例えば、楽天プレミアムカードの引き落とし口座を楽天銀行にすると、還元率は7.0%にアップします。さらに楽天アプリを利用して買い物をすれば、還元率が7.5%に。

還元率6.0%の場合、楽天プレミアムカードの損益分岐点は37万円でしたが、還元率が7.5%になると、損益分岐点は24万円にまで下がります

つまり、楽天のサービスを利用すればするほど、楽天プレミアムカードの損益分岐点は下がり、楽天プレミアムカードのお得感は増します

年会費が無料の楽天カードは確かに魅力的ですが、楽天市場をよく利用する方は、年会費11,000円(税込)を支払ってでも楽天プレミアムカードを持つほうが、実はお得なのです。

まとめ

楽天プレミアムカードがおすすめなのはこんな方

楽天プレミアムカードがおすすめな人の特徴としては、以下の通りです。

  • 楽天市場で年間37万円以上の買い物をする人
  • 楽天関連のサービスをよく利用する方
  • 国内外を含めて旅行へ頻繁に行く方
  • プライオリティ・パスを無料発行したい人
  • 楽天ブラックカードを取得したい方

上記の中でどれか1つでも当てはまれば、楽天プレミアムカードの恩恵を十分に受けられるでしょう。

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