暖房器具の優等生〜電気毛布のススメ〜

お 金

目 次

はじめに

「最近朝晩が寒い」

「暖房器具に頼りたいけど電気代が心配」

「電気代が安い暖房アイテムを知りたい」

お気持ちすごく分かります。電気代も安くて寒い季節にしっかりと身体を休められる温かい暖房器具はないかなとお困りのあなた。

そんな時に活躍するのが、電気毛布です。

この記事では、電気毛布の電気代、メリット・デメリットについて紹介します。

ちょこぶら
ちょこぶら

え!?

電気毛布ってそんなにお得なの?

この記事はこんな方におすすめ

☑︎電気代が安く済む暖房器具をお探しの方

☑︎電気毛布の購入を検討されている方

☑︎電気毛布の電気代が知りたい方

電気毛布の電気代。他の暖房器具と比較

冬になると、それぞれのご家庭でさまざまな暖房器具が使われているのではないでしょうか。電気毛布は他の暖房器具と比較して電気代が安いのか高いのか、その結果を以下の表にまとめています。

暖房器具(消費電力の目安)1時間あたりの電気代
電気毛布 強(50〜100W)1.55〜3.1円
電気毛布 弱(3W)0.09円
エアコン暖房8〜12畳用(730W)22.63円
こたつ 強(200W)6.2円
こたつ 弱(100W)3.1円
電気カーペット(200W)6.2円
オイルヒーター 強(1,200W)37.2円
オイルヒーター 弱(500W)15.5円
ハロゲンヒーター 強(1,000W)31円
ハロゲンヒーター 弱(300W)9.3円
パネルヒーター 強(1,200W)37.2円
パネルヒーター 弱(400W)12.4円
カーボンヒーター 強(1,200W)37.2円
カーボンヒーター 弱(300W)9.3円

電気毛布は、他の暖房器具と比較すると1番電気代が安い暖房器具であることが分かります。

より詳細な電気毛布の電気代

■電気毛布の電気代

1時間あたりの電気代(弱~強)1.02~1.73円
1日あたりの電気代(強で30分、弱で7時間使用)8.03円
1か月あたりの電気代(強で30分、弱で7時間使用)240.87円
冬場の3か月間使用した場合の電気代(強で30分、弱で7時間使用)722.61円

朝まで温かい毛布で眠っても、電気代はわずか1日8円ほどです。
ひと冬(3か月)使い続けても、240.87円×3か月=722.61円と、1,000円未満で収まります。
電気毛布は、お財布に優しい暖房器具であることがわかりますね。

電気毛布のメリット・デメリット(注意点)

電気毛布をつかうメリット・注意点
○メリット
・電気代が安い
・持ち運びが簡単
・気軽に購入できる価格
✕注意点
・低温やけどをしないようにする
・脱水症状が起きないようにする
・つかい終わったら電源を必ず切る

電気毛布は安い電気代でふとんを温めてくれる便利なアイテムですが、メリットはそれだけではありません。
ここでは、ほかの暖房器具に負けない3つのポイントをご紹介します。

電気代が安い

最大のメリットは、なんといっても電気代の安さ。ここまででお伝えしてきたとおり、ほかの電化製品と比べても電気代の安さは断トツです。

さらに、毛布といっても就寝時だけでなく、ひざ掛けにしたり肩に羽織ったり、足元に敷いたりと一日中つかえるので、ほかの暖房器具の代わりにつかえばかなりの節電になります。

持ち運びが簡単

電気毛布は持ち運びが簡単にできるため、電源の確保さえできれば、いつでもどこでも使うことができるのが特徴です。体全体を包める大きなサイズから、ひざ掛けサイズの小さいものまであり、冬のキャンプにも人気のグッズとなっています。

用途に合わせたサイズ選びで効率よく活用できることも、電気毛布のメリットといえます。

気軽に購入できる価格

電気毛布は安いものなら3,000円ほどから、高いものでも1万円ほどで販売されています。丸洗いができたり電磁波をカットしたりといった機能が多くついている電気毛布は値段が高くなりやすいです。

しかし温度調節ができたりタイマー機能が付いていたりと最低限の機能で十分とお考えであれば、3,000円程度で気軽に購入できます。購入の際には、電気毛布にどのような機能がついていて、その機能は必要なものなのかを確認すると良いでしょう。

電気毛布をつかう際のデメリット(注意点)

電気毛布にはさまざまなメリットがある一方、注意しなければならない点もあります。毎日安全につかうために気をつけるべきポイントを見ていきましょう。

低温やけどをしないようにする

低温やけどは、低温の暖房器具を長時間皮膚の同じ場所に触れている状態にした結果、皮膚がやけどを負うことです。44~50℃ほどの比較的低い温度でも低温やけどになる可能性があるため、長時間にわたって体の同じ場所を温めないよう注意しましょう。

子どもは大人に比べて短時間でも低温やけどになってしまうことがあります。小さいお子さんがいるご家庭では特に注意が必要です。

脱水症状が起きないようにする

設定温度が高かったり長時間電気毛布を使用していたりすると脱水状態になり、のどが渇いたり体がだるくなったりといった症状が表れることがあります。特に寝ている間は体の水分が失われてしまっても気づきにくいです。
そのため電気毛布は寝る前に布団を温めるためにのみ使用して、寝るときには電源を消したり、タイマーを使用したりして朝まで電源がついたままにならないように工夫しましょう。

使い終わったら電源を必ず切る

電気毛布のデメリットのひとつに、電源の消し忘れも挙げられます。
購入してから年数が経過した電気毛布は、内部にある電熱線が劣化によって断線するリスクがあり、それが火災などの事故につながる場合があります。
電気毛布をつかわないときは必ず電源を切り、たたんで保管する際は無理な力を加えないように注意しましょう。

節約につながる電気毛布の活用法

他の暖房器具よりも電気代が安い電気毛布ですが、さらに電気代を節約したいと考える方におすすめの活用法を伝授します。

電気毛布の活用法

  • 適切なサイズの電気毛布を選択する
  • タイマー機能を活用する
  • 温まったら設定温度を弱にする
  • 電気毛布の上に毛布をかける
  • 古い電気毛布は買い替える

それぞれ具体的に解説していきます。

適切なサイズの電気毛布を選択する

電気毛布のサイズが大きいほど、毛布内に埋め込まれている電熱線も多くなるため、その分消費電力が大きくなります。用途に合わせて適切なサイズの電気毛布を選択することが、電気代の節約に繋がります。

タイマー機能を活用する

電気毛布の温度設定を弱にして就寝するケースが多いようですが、朝まで電源をつけっぱなしにすればそれだけ多くの電気代がかかってしまいます。

しかし、タイマー機能があれば、就寝して数時間後に電源が切れるように設定することで快適に就寝でき、電気代も節約できます。「起床時の寒さがつらい」という人には、朝方に電源が入るよう設定できるオンタイマー機能付きの製品がおすすめです。

温まったら設定温度を弱にする

設定温度が高いほど消費電力も大きくなるため、電気代が高くなる傾向にあります。電気毛布は電源を入れてから温まるまでに時間を要します。そのため、温まるまでは「強」に設定し、温まった後は設定を「弱」にしましょう。

電気毛布の上に毛布をかける

電気毛布の上から普通の毛布をかけることで、温まった電気毛布の熱が逃げにくくなります。

電気毛布の電源を切った後も、上からかけている毛布の効果で熱が逃げにくいため、電気毛布の使用時間を減らすことができ、電気代の節約につなげられるでしょう。

古い電気毛布は買い替える

古い電気毛布を使っている場合は、新しいものに買い替えることで電気代が安くなる可能性があります。なぜなら、家電の省エネ性能は年々向上しているからです。

製品によって性能が異なるため一概には言えませんが、10年以上同じ電気毛布を使っているという方は、買い替えによって電気代が安くなる可能性があるので検討してみましょう。

まとめ

数ある暖房器具の中でも消費電力が低く、電気代がお得な電気毛布。電気ストーブやエアコンのように部屋全体を暖かくることはできませんが、すっぽりとくるまればすぐに全身が温まります。

また、軽くて手軽に持ち運べるので、リビングや職場に持ち込んでひざ掛け・羽織物としてもつかえます。どのご家庭でもひとつは備えておきたい、優秀な暖房器具といえるでしょう。

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