ホットドッグは−36分!?〜寿命を縮める食べ物たち〜

健 康

目 次

はじめに

休日はファストフード店を利用することが多い人いませんか?

米ミシガン大学の研究者グループによる5800種類を超えるスナック菓子や飲料を含む食べ物を対象に健康への影響を調査したところ、ホットドッグがワーストとなった。その影響はなんと健康寿命を36分縮めるという衝撃的なもの。

この記事をきっかけにもう一度自身の食生活を見直してみてはいかがですか?

この記事では、健康寿命を伸ばす食べ物、縮める食べ物を紹介します。

ちょこぶら
ちょこぶら

ホットドックを食べると寿命が縮む!?

この記事はこんな方におすすめ

☑︎健康志向な方

☑︎食べ物と健康寿命の関連性が知りたい方

ホットドッグで寿命が縮む理由

研究チームの論文によると、加工肉1gで45秒間、寿命が縮む計算となり、一般的な牛肉を使ったホットドッグのソーセージ61gで健康寿命の27分間を喪失。さらにナトリウムやトランス脂肪酸などの成分が加わったことで、1個当たり36分になるのだという。一方、85gのチキンウイング(手羽先)は加工肉ではないため、影響は少なく、縮む寿命は3.3分にとどまるとしている。

上記の引用資料を見るとわかるが、逆に健康にプラスの効果があり、寿命を延ばす食品としては、ナッツ類、豆類、魚介類、果物、でんぷん質を含まない野菜などが挙げられており、これらを食べることで失った分の寿命を取り戻すこともできるとしている。例えば、果物は1gごとに10秒寿命を伸ばすことができ、一握りのナッツなら26分、ピーナッツバターとフルーツジャムのサンドイッチでは33分、オーブン焼きサーモンなら13.5分も寿命を伸ばせる計算になるという。

資料から分かる最悪なコンビ

”はじめに”でも述べたように、ファストフード店のメニューはどうでしょう。ファストフード店でハンバーガーを食べる時、ボウルに入ったサラダと一緒にということはあまりないはずです。大抵、ポテトフライにコーラ、といった組み合わせになります。超加工食品を食べる時、組み合わせる物も超加工食品になることが多いのです。

超加工食品とは、ファストフードや、スーパーなどで売られている総菜、インスタント食品や菓子パンといった、加工の程度が高い食品のこと。コーラやソーダなどの清涼飲料水も含まれる。

コーラはマイナス12.5分なので、ホットドッグとコーラは最悪のコンビといえます。それだけで健康寿命が48.5分失われます

超加工食品には、人工甘味料を含む食品添加物など、自然界に存在しない成分がたくさん含まれています。また、自然界の食べ物では、油・脂肪と糖分が混じり合っているものは少ない。お肉などには脂肪はあるものの、糖分は入っていません。しかし、加工すると、脂肪と糖分を混ぜ合わせることができる。そして、この組み合わせが依存性を高めるのです

まとめ

同論文では、水の必要量、廃棄物などの観点から、地球環境への影響も調査しています。

研究者たちは「今回の指標は、何を食べるか選択する際に情報の1つとして役立つものであり、実行可能な範囲での食生活の改善だけも健康になれることを示している」と述べています。1日の食事の10%を加工肉などから健康的な食べ物に置き換えるだけで、48分間健康寿命を伸ばすことができるだけでなく、二酸化炭素排出量も33%削減できるとし、「少し食生活を見直すだけで健康と環境の両面で恩恵を受けられる」と結論づけています。

気分転換として、たまにホットドッグなどのファストフードを食べる分にはさほど気にすることはありません。手軽で塩分の高い食べ物に偏るのではなく、良質なタンパク質やビタミン、ミネラルなどを含む食べ物を積極的に日々の食事に取り入れるだけでも、長生きの秘訣になるということを覚えておくとよいでしょう。

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