目 次
はじめに
2018年9月25日から楽天カードにアメックスブランドが登場しました。「楽天カード・アメリカン・エキスプレス・カード」という名前です。
アメックスといえばステータス性があり、旅行関連で便利なイメージを持ってる方も多いと思います。
他の国際ブランドであるJCB、VISA、Mastercardと比較して、どのような違いがあるのか。メリット、デメリット中心に紹介。
この記事では、楽天カードのアメックスについてご紹介します
あの楽天カードにも”アメックス”があったんだ!
楽天カード・アメックスについて
楽天アメックスカードとアメックスグリーンの比較
1. 最大の違いは年会費
アメックスカードはステータスの高い富裕層向けのクレジットカードで、一般ランクのアメックスグリーンでも年会費は1万円以上と高額。
しかし楽天アメックスカードは、年会費無料で持てるので、「アメックスカードを持ってみたいけど年会費が高いとちょっと…」と悩んでいる方におすすめです!
2. ポイント還元率
基本的なポイント還元率は1.0%と同じですが、楽天カードアメックスは楽天市場・楽天ブックスでのポイント還元率が3.0%です。楽天市場での買い物が多い方は、楽天カードを使うのがおすすめです。
アメックスカードで貯めたポイントは楽天ポイントに交換可能
アメックスカードでは、メンバーシップ・リワードと呼ばれるポイントを貯められます。さらに、アメックスカードで貯めたポイントを、楽天ポイントに交換できます。
しかし、300ポイント=90楽天ポイントと交換レートが低かったり、最小移行ポイントが3000ポイントだったりとお得感はあまりない印象。楽天ポイントを貯めたい方は、交換よりも楽天カードで着実に貯めていくのが1番です。
3. 特典はアメックスグリーンが圧倒的に豊富
アメックスグリーンは年会費がかかる代わりに、かなり特典が充実しています。
- 空港VIPラウンジ年会費無料
- 手荷物無料宅配サービス
- 電話一本で旅行の手配
- カード会員専用旅行サイト
- 海外旅行先での24時間サポート
- 海外用レンタル携帯電話優待
楽天アメックスカードのメリット
年会費無料でアメックスが持てる
アメックスのクレジットカードは、ほとんど年会費が有料で高額なことも多い。しかし楽天カード・アメックスなら年会費無料です。
また、楽天アメックスカードは、自身の18歳以上(高校生除く)の家族に対して、同様の特典が付帯する『家族カード』を発行することができます。
▼カード券面にも青いロゴが表示され、アメックスのカードであることが一目で分かる
本会員カードと同じく、家族カードの場合も発行手数料・年会費のいずれも永年無料です。
なんの負担もなく、家族の方にも同様の特典を利用してもらうことができるため、コストをかけずにアメックスを持ってみたい方にとっては、選択肢の1つとなるでしょう。
アメリカン・エキスプレス・コネクトを利用できる
アメリカン・エキスプレスのカード会員が利用できる優待特典の情報を、まとめて閲覧できるWebサイトがあります。「アメリカン・エキスプレス・コネクト」という名前です。
アメックスのプロパーカードだけではなく、楽天カードアメックスも対象です。
アメックス専用のため、他の国際ブランドでは利用できない。たとえば、次のような特典があります。
- エクスペディアで8%OFF
- golfscape(ゴルフスケープ)で最大15%OFF
- アメリカン・エキスプレス・オンラインモール
楽天アメックスカードのデメリット
1. Apple PayとGoogle Payに非対応
Google PayやApple Payに楽天カードを登録すると、QUICPayの加盟店で利用できる。スマホひとつで決済が完了する便利なサービスです。
しかし、提携カードのアメックスブランドはGoogle Pay・Apple Pay非対応のため、登録することができません。普段Apple PayやGoogle Pay を使ってスピード決済をしている方は、不便に感じてしまうでしょう。
ただし、アメックス・グリーンなどアメックスのプロパーカードであればApple Payには登録できる。
2. タッチ決済が利用できない
アメックスとJCB以外の楽天カードには、タッチ決済(非接触型カード決済)が搭載されていますが、アメックス楽天カードには搭載されていません。支払いを楽に済ませたいという方は、楽天edyを使うとタッチ決済ができるようになります。
3. 加盟店が少ない
アメックスブランドはVisaやMastercardに比べてシェア率が低く、加盟店が少ない傾向にあります。アメックスブランド1枚だけでは、買い物時に困る場面が出てきてしまいます。
4. 海外向けではない
海外キャッシングができない
海外キャッシングとは、海外のATMで現地通貨を引き出せるサービスのこと。現地で急に現金が必要になった際に、楽天アメックスカードだけでは、現金を引き出せません。
他のキャッシングできるカードを持っていく、現金を多めに準備しておくなどの対策が必要です。
「緊急カードサービス」が利用できない
海外でクレジットカードが紛失・盗難にあってしまうと、ホテルの料金が支払えないなど非常に困ったことになります。
そんなとき緊急再発行の仕組みを使えば、すぐに利用できるカードを現地で手配してもらえるので便利です。
しかし楽天カードの場合、アメックスだけは海外の緊急再発行の対象外となっている。海外で利用するときは注意が必要です。
海外決済の事務手数料が高い
クレジットカードを海外で利用すると手数料がかかるが、楽天カードのアメックスブランドは、以下のように他のブランドに比べて手数料が高く設定されている。
国際ブランド | 事務手数料 |
---|---|
Amex | 2% |
Mastercard | 1.63% |
Visa | 1.63% |
JCB | 1.6% |
1%未満の差とはいえ、ホテル料金・外食料金・レジャー料金など積み重なると、金額の開きは大きくなる。
例えば20万円利用すると、手数料は以下となる。
アメックス:4,000円
VISA・Mastercard:3,260円
JCB:3,200円
手数料を少しでも節約したいなら、アメックス以外を選ぶべきだろう
まとめ
今回紹介した『楽天アメックスカード』についてまとめると、以下の通りです。
楽天アメックスカードのメリット・デメリットについて紹介しました。ステータスのあるアメックスのカードを年会費無料で持てることは魅力に感じるかもしれませんが、デメリットをよく理解して使用することが必要かもしれませんね。
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